安全の取組み

安全の基本行動ができる安全人を育てる

テクニカルセンター(左)と隣接する安全研修室入口(右)

当社では、社員の安全教育を充実させるため、さまざまな取り組みを行っています。
その一環として、安全研修室を設置しました。
操業現場の従業員と意見交換を行いながら危険個所を確認し、日本製紙の北海道工場・富士工場を見学、参考にしながら体感設備を導入しました。また、全従業員の安全意識を喚起させるだけでなく、紙パック営業本部のお客さまにも活用していただけるように、工夫を凝らした教育体系の整備も行いました。ここでは、視聴覚教育を主体とした安全研修と危険体感設備を紹介します。

安全研修室の紹介

江川事業所内にある安全研修室は、注意を意識させる黄色をアクセントとした親しみやすいデザインとなっています。
研修室は視聴覚教育コーナーと危険体感設備で構成されており、従業員だけではなく来場者の方々にも安全の大切さを知っていただくことを目的としています。

安全研修室の様子
安全研修室入口

視聴覚教育コーナー

ここでは、安全に関するDVDや過去の災害分析、災害年表、危険個所マップなどにより、災害の傾向や各事業所の危険個所、当社の生産設備・充填機の運転時に何をしてはいけないか、何に気を付けなくてはならないかなどを学びます。

主要な危険体感設備

14種類の設備を用いて、実際にあった状況を体感してもらいます。ここでは一部を紹介します。

巻き込まれ

回転中のロールヘの挟まれと、作業着などの巻き込まれを体感します。

安全帯

安全帯を装着し、実際に吊り下げられた時の感覚を体感します。

切創

印刷機ドクターやスリッターの刃で切創する危険を体感します。

通電・感電

塩水による導電度の上昇と、実際に弱電流による感電を体感します。

建物内での取り組み

江川事業所の通路には、安全意識を促す言葉を記載しています。(入場方向には「安全第一」、退場方向には「おつかれさまでした」)

通路の表示

場内に続く通路の左右に安全への注意喚起!

デジタルサイネージ

安全に関するコンテンツを流しています。

紙パックスクール参加者の安全研修

テクニカルセンターでは、紙パック営業本部エンジニアリング部主催による「紙パックスクール」を開催しています。これは充填機ユーザー様を対象に、充填機の解説や実機を用いて操作・部品調整などの実習を約1週間行い、充填機の理解を深めるもので、年間約20回、開催しています。
このカリキュラムにも安全研修室を使用した安全研修を追加し内容を充実させています。また、見学者にもこ利用いただき、安全意識向上の大切さをアピールしています。

紙パック営業本部のデザイナーによる工夫

当社の安全研修室の設置に当たっては、安全を意識させる室内デザインとするために、紙パック営業本部のデザイン担当者の協力を得ました。研修室のレイアウトの見直しや危険個所マップ・災害年表などの視聴覚教育を取り入れ、お客さまにもこ利用いただけるようにしました。